終活は何から始めればいい?やることリスト8項目

「終活を始めたいけど何から始めていいかわからない…」とお悩みではありませんか?

そんなお悩みの方に向けて今回は終活の始めやすいステップ8つについて解説します

目次

自分の希望や考えを明確にする

終活は、自分の人生の終わりに向けて家族や自分のために、さまざまな準備をします。例えば、財産の整理や遺言状、葬儀の準備などがあります。

そのため、まずは自分の気持ちを整理して、将来どのように過ごしたいか、健康管理や生活習慣の見直し、そしてどんな最期を迎えたいかなどを考えましょう。 自分の意思を明確にし、家族や関係者に伝えるようにしてください。

自分が亡くなった時にスムーズに進むように目標を立て進めましょう。 終活をすることで、自分の人生を振り返り、価値観を再確認する貴重な機会にもなります。 エンディングノートやメモに書き残して、いつでもみれるようにしておくといつでも見返せて便利です。

不用品を整理をする

家族の負担を減らすためにも、少しづつ不要なものを捨てて、断捨離をしていきましょう。

「身の回りの不用品」「デジタル機器、データ」「人間関係」など、不要なものを処分して、必要なものを分類しましょう。最近やり取りしていない人など心当たりがある場合は、安心して老後を過ごすためにも関係を見直すと良いかもしれません。

整理するのが大変な時は、専門業者に頼むこともできます。 無理にまとめて行おうとせず、日頃から少しづづ進めていくようにしましょう。

情報収集をする

終活に関する情報を集めるには、インターネットや専門書籍などから調べることができます。終活に関連する法律や税制度、相続手続きに関する基本知識を調べ、最新の情報を把握するようにしましょう。

また、終活をサポートしてくれる支援サービスやアドバイザーも情報収集にぴったりです。

終活イベントなどで情報を得るのもおすすめです。新聞や折込チラシ、市町村の広報誌などに終活イベントの情報や、専門家によるセミナーの案内が載っていることがあるため、ぜひ確認してみてください。

資産をリストアップする

お金を管理するには、今ある資産をしっかりとリスト化しましょう。 

  • 預貯金口座
  • 自宅以外の不動産
  • 証券
  • 保険
  • 会員制のサービス
  • 携帯電話

今自分がどれくらいの資産を持っているのか、毎月どれくらい出費しているのか、お金の出入りをきちんと把握することができます。

また、万が一のことがあった時に、家族がスムーズに手続きを進められるように、カードや、携帯電話の契約会社など毎月引き落としがあるものについて把握して、書き出しておきましょう。

遺書の準備

家族に残しておきたい資産や分配するものがある場合は、遺言書の作成も検討してください。特に複数の相続人がいる場合は遺言書があるとスムーズに遺産分配が進みます。

遺言の内容についても、自分だけですすめるのではなく、専門家に見てもらって指摘箇所を修正をしながら徐々に内容を決めていくのがおすすめです

遺言内容を生前は誰にも見せず秘密にしておきたいという場合以外は、弁護士や税理士といった専門家に内容をチェックしてもらいましょう。 確実に法的要件を満たす遺言になっているか確認しながら進めてください。

葬儀のプランニング

喪主となる人が困らないように、自分の希望するお葬式のスタイルや規模について決めておきましょう。

  • 参列者名簿を作る
  • 宗教・宗派を決めておく
  • 葬儀用のお金を用意する
  • 遺影候補写真を検討する
  • 棺に入れて欲しいものを検討する

最近はライフスタイルが多様化したため、新しい葬式のスタイルも増えてきました。

家族葬」や、「1日葬」、「一般葬」。そのほかには、火葬のみのプランを選べる場合があるようです。さまざまな選択肢があるため、どんなお別れにしたいのか、希望を明確にしておきましょう。

重要書類を整理する

不用品の整理が終わったら、書類の整理を行いましょう。 不要な書類を処分して、大切な書類を分類して保存するようにします。 主に下記のような書類は取っておき、段ボールなどに保管しましょう。

  • 銀行通帳
  • 税控除の証明書
  • 源泉徴収票
  • 保険関係の書類
  • 登記に関する書類
  • 相続関係の書類
  • 投資に関する書類
  • 保険証書
  • 年金手帳

分類した大切な書類は、家族が見つけやすい場所に保管しておくと安心です。 いざという時に、すぐに見つけることができます。

エンディングノートの作成

最後に自分の希望や考えをまとめてエンディングノートに残しておきましょう。自分が亡くなった後、家族が困らないように手続きに必要な情報や、葬儀や、介護に必要なものを書き込みます。

エンディングノートには決まった形式があるわけではないため、市販品を買っても自宅にあるノートに書いても大丈夫です。自由に書くことができます。

エンディングノートに書いておくと良いのはこのような項目があります。

  • 自分の基本情報
  • 遺言書の有無
  • 財産や資産について
  • ペットについて
  • 家族や友人への感謝
  • 葬儀について
  • お墓や埋葬について
  • 医療や介護の希望
  • 親しい人の連絡先
  • ローンや定期購入サービスについて
  • パソコンやスマホのID・パスワード

エンディングノートを記入した後は家族に保管場所を知らせておきましょう。上記の項目を記録しておくことで、残された家族も対応しやすくなります。

最後に

これらを少しずつ進めることで、終活の準備も進み、心の準備も進められます。

終活、やることリスト8項目
  • 自分の希望や考えを明確にする
  • 不用品を整理をする
  • 情報収集をする
  • 資産をリストアップする
  • 遺書の準備
  • 葬儀のプランニング
  • 重要書類を整理する
  • エンディングノートの作成

この順番は一般的な目安のため、個人の状況や優先順位に応じて変更することができます。

最初にエンディングノートを作成し、そこに他の項目の情報を徐々に追加していく場合でも、断捨離は早めに始め、継続的に行うのがおすすめです。大切なのは、無理をせずに自分のペースで進めることです。

自分の気持ちや希望がよく伝わるように、家族とよくコミュニケーションをとりながら進めてください。

この記事を書いた人

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