京都府の墓じまい費用と補助金、具体的な8つの手順を解説!

この記事を読んでいる皆さんは「京都にあるお墓を墓じまいしたい」「墓じまいの補助金制度ってなんだろう」と思っているものの、具体的な方法がわからず不安ですよね?
お気持ちよくわかります。墓じまいって大変なイメージがありますし、なかなか行動に移せませんよね。
墓じまいのポイントは「家族・親族との話し合い」が第一歩です。
この記事は、京都にあるお墓の墓じまい費用を抑えたい人向けに、どうすれば墓じまいをスムーズに、費用を安く抑えられるか? 京都に墓じまいの補助金制度はあるのか? について詳しく解説しました。
墓じまいの正しい順番を知っていることで、スムーズに墓じまいを進めることができます。ぜひ最後までお読みくださいね。

目次

墓じまいとは

墓じまいとは、今あるお墓から遺骨を取り出し、墓石を撤去し、更地にしてお墓の管理者に返還することです。今あるお墓から遺骨を勝手に取り出すことはできません。

墓じまいの補助金制度の目的

墓じまいの補助金制度の目的は、墓地の無縁墓地対策です。墓地返還の際、墓石撤去費用を助成する制度です。少子高齢化や結婚率の低下などで、お墓の承継者が減少しています。遠方に住んでいてお墓参りができない、菩提寺(ぼだいじ)とのお付き合いがあまりないなどの理由で、お墓が放置されていまいます。無縁墓地問題を解決するために自治体が補助金・助成金を支給するのです。

京都に補助金制度はあるのか

京都府には補助金制度はありません。全国的に見ても、補助金制度を設けている自治体は少ないのが現状です。
まずは、今あるお墓の自治体に問い合わせて確認するのが最も確実な方法です。
出典:京都府(よくあるお問い合わせと回答)

公共団体所在地電話番号
京都市役所〒604-8571 京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488TEL:075-222-3094
FAX:075-213-0286
福知山市役所〒620-8501 京都府福知山市字内記13番地の1TEL:0773-22-6111(代表)
舞鶴市役所〒625-8555 京都府舞鶴市字北吸1044番地TEL:0773-62-2300(代表)
綾部市役所〒623-8501 京都府綾部市若竹町8番地の1TEL:0773-42-3280(代表)
FAX:0773-42-4406
宇治市役所〒611-8501 京都府宇治市宇治琵琶33番地TEL:0774-22-3141
FAX:0774-20-8778
宮津市役所〒626-8501 京都府宮津市字柳縄手345-1TEL:0772-22-2121
FAX:0772-25-1691
亀岡市役所〒621-8501 京都府亀岡市安町野々神8番地TEL:0771-22-3131
FAX:0771-24-5501
城陽市役所〒610-0195 京都府城陽市寺田東ノ口16番地、17番地TEL:0774-52-1111(代表)
FAX:0774-56-3999
向日市役所(本館・別館・議会棟)〒617-8665 京都府向日市寺戸町中野20番地TEL:075-931-1111(代表)
FAX:075-922-6587(代表)
長岡京市役所〒617-8501 京都府長岡京市開田一丁目1番1号TEL:075-951-2121(代表) 
FAX:075-951-5410(代表)
八幡市役所〒614-8501 京都府八幡市八幡園内75TEL:075-983-1111(代表) 
FAX:075-982-7988
京田辺市役所〒610-0393 京都府京田辺市田辺80TEL:0774-63-1122(代表)  
FAX:0774-63-4781
京丹後市役所〒627-8567 京都府京丹後市峰山町杉谷889番地TEL:0772-69-0001(代表)
FAX:0772-69-0901
南丹市役所〒622-8651 京都府南丹市園部町小桜町47番地TEL:0771-68-0001
FAX:0771-63-0653
木津川市役所〒619-0286 京都府木津川市木津南垣外110-9TEL:0774-72-0501(代)
FAX:0774-72-3900
大山崎町役場〒618-8501 京都府乙訓郡大山崎町字円明寺小字夏目3TEL:075-956-2101
FAX:075-957-1101
久御山町(くみやまちょう)役場〒613-8585 京都府久世郡久御山町島田ミスノ38番地TEL:075-631-6111、0774-45-0001
FAX:075-632-1899
井出町役場〒610-0302 京都府綴喜郡井手町大字井手小字東高月8番地TEL:0774-82-2001(代表)
宇治田原町役場〒610-0289 京都府綴喜郡宇治田原町大字立川小字坂口18-1TEL:0774-88-2250(代表)
FAX:0774-88-3231
笠置(かさぎ)町役場〒619-1303 京都府相楽郡笠置町笠置西通90-1TEL:0743-95-2301
和束(わづか)町役場〒619-1295 京都府相楽郡和束町大字釜塚小字生水14-2TEL:0774-78-3005(税住民課)
FAX:0774-78-2799(税住民課)
精華町役場〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地TEL:0774-94-2004(代表)
FAX:0774-93-2233(総務課)
南山城村役場〒619-1411 京都府相楽郡南山城村大字北大河原小字久保14番地1TEL:0774-930-103(税住民課)FAX:0743-93-3030 
京丹波町役場〒622-0292 京都府船井郡京丹波町蒲生蒲生野487番地1TEL:0771-82-0200(代表)
FAX:0771-82-2700
伊根町役場〒626-0493 京都府与謝郡伊根町字日出651TEL:0772-32-0501
FAX:0772-32-1333
与謝野町役場〒629-2292 京都府与謝郡与謝野町字岩滝1798番地1TEL:0772-43-9000(代表)

墓じまいにかかる費用

墓じまいにかかる費用相場は、30万~300万円です。詳しい内訳は以下の通りです。

今あるお墓でかかる費用
作業内容費用
遺骨の取り出し1万~3万円(1柱あたり)
墓石の撤去工事10万~15万円(1㎡あたり)
石碑の運搬数千~数十万円
お布施(閉眼供養や離檀料)3万~20万円
引っ越し先のお墓でかかる費用
作業内容費用
新しい引っ越し先20万~300万円以上
行政での改葬手続き数百円~2千円
遺骨の埋葬3万円~(1体)
開眼供養3万~5万円

墓じまいの手順

墓じまいの手順は以下の通りです。

墓じまいの8ステップ
  1. 家族、親族と話し合う
  2. 今あるお墓の管理者に相談する
  3. 引っ越し先のお墓を決める
  4. 石材業者を決める
  5. 墓じまいに必要な書類を準備する
  6. 閉眼供養、遺骨の取り出し、墓石を撤去する
  7. 遺骨の安置
  8. 引っ越し先のお墓で開眼供養、納骨式

1.家族、親族と話し合う

墓じまいを検討したら、真っ先に家族、親族と話し合いましょう。お墓に対する考え方や想いは人それぞれです。そもそも墓じまいということに抵抗感を抱く方も多いでしょう。家族、親族に誤解を招かないよう、なぜ墓じまいしようと思ったかを丁寧に説明していくことが大切です。必ずみんなの了承を得てから次のステップに進みましょう。

2.今あるお墓の管理者に相談する

今あるお墓の管理者への相談も早めに行いましょう。改葬手続きには、お墓の管理者に埋蔵証明書を発行してもらう必要があります。今あるお墓が寺院墓地の場合、お墓の引っ越しすることは、檀家をやめることです。これまでのお寺との関係がなくなります。トラブルを未然に防ぐためにも、墓じまいの相談はていねいにしましょう。

相談のポイント
  • 管理者に電話をし、墓じまいの相談する日を決めます
    対面で話すのが一番よいですが、難しい場合は手紙で事情を説明するとよいでしょう。その後に電話で相談すれば、先方も心づもりができます。
  • 対面する際には、墓じまいに至った経緯をていねいに説明します。
  • 感謝の気持ちを伝えます。これまでお世話になった管理者へ必ず伝えましょう。

3.引っ越し先のお墓を決める

遺骨の引っ越し先を決めましょう。承継者がいるかいないかによって、お墓のタイプが変わります。承継者は誰でもなることができます。

お墓の引っ越し先を探す際のチェックポイント
  • 承継者がいるかいないか
  • お墓の形態(一般的なお墓、納骨堂、樹木葬など)
  • 予算はいくらくらいか
  • お墓の経営主体は公営か民営か
  • 宗教はどうするのか

4.石材業者を決める

多くの民営墓地は「指定石材店制度」というシステムを取り入れています。この制度は、指定された石材店のみ墓石を購入したり墓石の撤去工事を依頼したりすることができます。

5.墓じまいに必要な書類を準備する

墓じまいには、必要書類が4つあります。必要書類を今のお墓、引っ越し先のお墓に分けると以下になります。

今あるお墓で準備する書類内容
改葬許可申請書今あるお墓の役所にもらいにいきます
埋蔵証明改葬許可申請書を記入したら、お墓の管理者に提出し、管理者の記入欄を記入してもらいます。
改葬許可証改葬許可申請書 ・埋蔵証明 ・受入証明をセットで役所に提出します。
書類に不備がなければ、改葬許可証が発行されます。
引っ越し先のお墓で準備する書類内容
受入証明引っ越し先が決まっている証明です
改葬許可証納骨の際に必要となります

出典:京都市情報館

6.閉眼供養、遺骨の取り出し、墓石を撤去する

閉眼供養は、お墓に宿った魂を抜く儀式です。僧侶が読経し、魂抜きの法要を行います。閉眼供養が終わると、遺骨を取り出し、墓石を撤去する流れです。墓地を更地にし返還します。

7.遺骨の安置

取り出した遺骨を一時的に自宅で安置します。自宅安置が難しい場合は、納骨堂を利用するとよいでしょう。

遺骨を運ぶ方法と注意点
  • 公共交通機関:骨壺は布や風呂敷で包んだり、バッグに入れて運びましょう。他の乗客への配慮が必要です。
  • ゆうパック :ゆうパック以外で送ることはできません。品名は「遺骨」もしくは「つぼ」と記入するとよいでしょう。骨壺の蓋をしっかりと留めて、緩衝材で包み段ボールで梱包しましょう。

8.引っ越し先のお墓で開眼供養、納骨式

開眼供養とは、故人の魂を入れる儀式です。閉眼供養と同様に、僧侶を呼んで読経をしてもらいます。開眼供養の法要と同じ日に納骨式を行うことがほとんどです。

墓じまいのメリットとデメリット

墓じまいを進める上で、メリットとデメリットの両方を知っておくと、後悔のない墓じまいができるでしょう
ここでは、墓じまいのメリット3つとデメリット3つを紹介します。

メリット1 お墓の維持管理費が軽減できる

お墓を維持するための、年間使用料や檀家料などの経済的負担を減らすことができます。墓地にかかる管理料の相場は年間5千~1万円です。管理料は、敷地内の清掃や植栽の手入れなどに充てられます。

メリット2 無縁墓、無縁仏にならない

墓じまいをすれば、無縁墓、無縁仏になることはありません。墓じまいをすることは、現状と向き合い区切りをつけること意味します。そもそも墓じまいをしようと検討したのは、後継者がいない、経済的な事情、お墓参りに行けないなどそれぞれの事情があります。しかし、悩みが違っても共通するのは「親や先祖を大切にしたい気持ち」があるからです。現状と向き合い、最善の供養を検討することで、先祖も喜ぶのではないでしょうか。

メリット3 お墓参りがしやすくなる

現状に合った新しい供養方法を選ぶことで、お墓参りがしやすくなります。例えば、今まで遠方に住んでいた人がお墓までのアクセスがよくなった、お墓の管理が行き届くようになったなどがあげられます。

墓じまいのデメリット

墓じまいのデメリットは以下の3つです。

デメリット1 合葬墓は、合祀されると遺骨を二度と取り出せない

合祀された遺骨は二度と取り出すことができません。合葬墓を選ぶ場合は、本当にいいのか家族や親族と話し合い、よく確認しましょう。後悔しない選択と、家族や親族の同意を得ることが重要です。

デメリット2 家族や親族間のトラブル

墓じまいの話がきっかけで、家族や親族との間に溝ができてしまうこともあります。例えば、故郷でお墓を守る人、故郷を離れ別の場所で暮らす人。お墓への思い入れには差があるでしょう。両者がいざ話し合いとなったとき、意見が食い違うのは当たり前なのです。しかし、お互いに相手を理解しようとすること、理解してもらえるよう伝えることが重要です。

デメリット3 お墓の管理者との離檀料トラブル

離檀料とは、檀家を離れる際にこれまでのお礼として、お墓の管理者に支払うものです。実際に消費生活センターに寄せられた相談を紹介します。

事例1
自宅から遠く、自分も入るつもりはないので、墓じまいを寺に申し出たところ、300万円ほどの高額な離檀料を要求され困惑している。払えないと言うとローンを組めると言われた。(80歳代 女性)

事例2

跡継ぎがいないのでお寺に離檀したいと相談したところ、過去帳に8人の名前が載っているので、700万円かかると言われた。不当に高いと思う。(70歳代 女性)

出典:独立行政法人 国民生活センター

2つの事例を見ると、どちらも高額な離檀料を請求されていますよね。離檀料は明確な金額がないのが悩みどころです。いずれにしても、これまでお世話になった感謝の気持ちを誠意をもって伝え、なぜ墓じまいを検討することになったかをていねいに説明することが大切です。

まとめ

今回は墓じまいの手順や費用、京都市の補助金制度について解説しました。京都市には補助金制度はありませんが、今あるお墓の自治体に直接問い合わせるとよいでしょう。情報は常に更新されるので、最新情報を手に入れることでトータルで費用を抑えられる可能性があります。
墓じまいの手続きで最も重要なことは、家族・親族との話し合いでしたね。墓じまいに至った経緯をていねいに説明し、必ず了承を得てから墓じまいを進めていきましょう。また、墓じまいのメリット、デメリットを踏まえつつ話し合いができると後悔のなくスムーズに墓じまいを進めていくことができます。

この記事を書いた人

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