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執筆・監修:終活カウンセラー1級

家族が亡くなったあとの相続手続き|流れとやることリスト

家族が亡くなると、悲しむ間もなく多くの手続きが押し寄せます。しかも相続の手続きには期限があるものが含まれるため、「知らなかった」では済まないことも。この記事では、終活カウンセラー1級の視点から、相続手続きの全体の流れを時期の目安つきで整理し、あわせて生前にできる備えを解説します。

はじめにご注意:本記事は一般的な流れの紹介であり、法律・税務アドバイスではありません。期限や必要書類は個別の事情・最新の制度によって異なります。実際の手続きは、市区町村・年金事務所・税務署・司法書士・税理士・弁護士など、各窓口・専門家にご確認ください。

相続手続きの全体像:3つの時期に分けて考える

手続きは数十種類ありますが、大きく3つの時期に分けると見通しが立ちます。

時期別・やることリスト

直後にやること(役所・生活関係)

落ち着いてからやること(相続の中核)

  1. 遺言書の有無を確認する——自筆の遺言書が見つかった場合、家庭裁判所の検認が必要なことがあります(勝手に開封しないよう注意。遺言書の種類の記事参照)
  2. 相続人を確定する——戸籍をさかのぼって取得し、誰が相続人かを確定します
  3. 相続財産を調査する——預貯金・不動産・有価証券に加え、借金などのマイナスの財産も。ここでエンディングノートの財産一覧があるかないかで、負担が大きく変わります
  4. 遺産分割協議を行う——相続人全員で話し合い、合意内容を書面(遺産分割協議書)にします
  5. 名義変更・解約手続き——預貯金の払い戻し、不動産の相続登記など。不動産の相続登記は義務化されており、正当な理由なく放置すると過料の対象になる場合があります。詳しくは法務局・司法書士にご確認ください

期限に注意が必要な手続き

一般に、次の手続きには法律上の期限があるとされています。該当しそうな場合は、早めに専門家へ相談してください。

ご注意:期限の起算日や例外は個別の事情によって異なります。上記はあくまで一般的な目安です。正確な期限は必ず専門家・各窓口にご確認ください。

専門家に相談したほうがよいケース

「誰に頼めばいいかわからない」という方は、司法書士・行政書士の無料相談サービス比較の記事で、士業ごとの得意分野と無料相談の探し方を解説しています。

生前にできる備えこそ最大の対策

ここまで読んで「大変そう…」と感じた方にこそお伝えしたいのは、この負担の大半は、生前の準備で軽くできるということです。

まとめ

  • 相続手続きは「直後」「落ち着いてから」「期限のあるもの」の3つに分けて考える
  • 相続放棄(原則3か月)など期限のある手続きは、早めの専門家相談が安全
  • 不動産の相続登記は義務化されている。放置しない
  • 手続き負担の大半は、財産一覧・遺言書・家族との共有という生前の備えで減らせる